良寛詩『花無心招蝶 蝶無心花尋』

 

『花無心招蝶 蝶無心花尋』
こちらは江戸時代の越後の禅僧、良寛様の漢詩を書いた書。
世界的な研磨機メーカーである長岡市のマコー株式会社さんの保養施設の床間用にご所望いただき、揮毫させていただいたものです。
今朝、長岡良寛会の副会長の書友が送ってくれたメールに、『花招無心蝶』という風雅なタイトルが付けられており、おお、奇遇にもかの詩ではないかと。
「花は無心にし て蝶を招く、蝶もまた無心にして花を尋ねる」
花は媚びることなく無心で蝶を招いて花粉を運んでもらい、蝶のほうもまた無心で花を尋ね、 蜜を吸うという、自然の摂理を謳っています。
本書は、せわしない人の世にあって、あるがままの宇宙自然の大きな摂理に身をゆだねることの中に救いを見出さんとする良寛様のお心に沿うべく、カッコつけや意図、技法を極力排し、無為自然を心がけて書かせていただきました。