彫刻家の恩師、藤巻秀正先生のこと

 

今日は彫刻家の恩師、藤巻秀正先生のお計らいで、ずっとお会いしたかった十日町市の名士要人の方のお宅にご挨拶に伺った後、先生のアトリエでお茶をご馳走になりました。
制作中の二科展出品作も拝見させていただきましたが、制作半ばの様相がまた実に味があって、彫刻は完成形はもちろん、制作途中がまた面白く、味わい深いものなのだと刮目。
あ、そうそう、以前、藤巻先生とお会いした時に、「自宅を新築しようと思うんだけど、家族から反対されている」と言われたので、半ば冗談だと思っていたら、ほんとうに新築中だったので驚きました 齢90を前に、なんたる心意気かなと。
いやあ、先生、タマげました!と言ったら、「いや、俺は言ったことはやるから」と
ということで、ギャラリー藤に展示されている彫刻群は、今度はそちらの新居のほうで拝見させていただけるようですよ!
完成は7月末をご予定とのことですので、どうぞみなさん、お楽しみに
以下の貴重な藤巻先生の十日町ご自宅アトリエの写真は、掲載のお許しをいただき、ご紹介させていただいています。

房総にもアトリエをお持ちで、巨大な彫刻を自分の車で運んで行き来しながら制作されているとのことで、そのバイタリティーたるや、スゴイなあと。

 
三国川ダム(さぐりダム)に設置された、藤巻先生の野外彫刻(画像はネットからお借り)
あと余談ですが、自分が藤巻先生と先生の作品が大好きなのは、少年に戻ったように、自分がありのままで居られるからなのだと思います。
まあ、お互い、この歳まで生きてきたから、人の世のせちがらさを知りながらも、余計な気遣い無しに素で付き合わせていただける。そんな恩師が、故郷でご健在でいてくださることを、心からうれしく、また有り難く思います。