技を超えた世界観が感動を生む、超一流のプロの仕事

何の世界でも、お客が求めるものを提供するのがプロの仕事である。
イメージはあるけれども、それを表す術を持ち合わせていない場合、プロに頼んで代わりに作ってもらったり、やってもらったりすることになる。このときプロが発揮するのは、求められるイメージを的確に表現する技術ということになるだろう。
たとえばホームページを作りたいが、出来ないからプロのWEBデザイナーやプログラマーに頼んで作ってもらうとする。そして自分が想い描いたイメージ通りに出来たら万々歳だろう。

が、それは自分の代わりに自分のイメージを表してもらったわけで、超一流のプロに求めるものは、技よりも自分には思いもよらない発想や世界観なのだと思う。
つまり超一流のプロの本領は、期待を裏切ることにあって、その世界観をもって、人々に感動を与えることにあるのと言えるだろう。それは職人技を超えて、未知の芸術世界にコミットすることである。

同じプロでも、求めるタイプが職人なのか、芸術家なのか、また自分が何かの世界でプロを目指すとしたら、なりたいのはどっちなのか、それが問題だ。

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