この文字書、読めますか?
「滾」
訓読みで「たぎる」
音読みで「コン」
「たぎる」は「沸」の字を使って「沸る」と書くこともあるようです。
滾(コン)は「滾々と湧き出る水」といったときに使います。
というか、こんな漢字があったとは、実は自分も、ついぞ知りませんでした。
というのも、この「滾」という漢字、『五體字類』にも『字統』にも見当たらず、字源も不明なのです。
(もしご存知の方がおられましたら、ぜひ教えてください。)
この、今まで知りもしなかった文字書を書いたのは、このところ何か自分の中で、滾り、漲るものがあり、その想いをカタチにとどめたいと思ったからです。
そうした時には、上手く書いて誉めてもらおうなどとは思わずに、ただ記すわけですが、そこに一筆にすべてを込める書芸術の本質があるように思います。
これは書芸術の深淵に関わる話であり、それについて今更ながら、最近、或る大きな気づきを得たので、今後、折をみてお伝えしていきたいと思います。

 

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