みなさん、こんにちは。
早くも年の瀬となりました。
こちら、十日町の実家アトリエにて、仕事のかたわら、雪のけをしながら過ごしております。
ここ数日のドカ雪で、屋根に1M以上積もったため、小屋根だけですが雪下ろしもしました。
今年は大雪の予報とのことで、まだ序の口。
雪下ろしも大屋根からだけは落ちないように気をつけてやりたいと思います。
みなさんも、寒中、お身体お大事に、どうぞ良い年末年始をお過ごしください。
以下、年末にあたり、一言、ご挨拶申し上げます。
本年は7月に東京のアトリエを引き払い、十日町の実家に拠点を移しての再スタートということで、一つの大きな転機となりました。以来、半年経ちましたが、東京で暮らしていたのがもう何十年も昔のことのようにさえ思えます。
今後はSOGENオフィスが長岡の自宅、アトリエが十日町の実家となりますので、よろしくお願いいたします。
転機となった今年一年を振り返りますと、仕事面では、オークラニッコーホテル様の全客室に一年間置かれるマガジンの表紙アートを手掛けさせていただき、アートとデザインの狭間での新たな次元に足を踏み入れることができたほか、ブランドロゴ、日本酒ロゴ、商品ロゴ、ポスター、看板、名刺、年賀状の書など、東京と故郷の双方からご依頼いただき、おかげさまで一つ一つの仕事に精魂込めて取り組ませていただくことができました。
先にお知らせした通り、昨年4月より十日町市四日町の禅寺、真浄院様の境内をお借りして開いておりました「真浄院書芸教室」は本年12月をもって終了させていただき、東京で開いていたSOGEN書芸塾ARCから通算すると30年余りに渡る書芸教室に終止符を打ちました。
今後は自身のアート制作に集中していくため、定期的な教室を開く心づもりはありませんが、ワークショップやイベントなどは、今後とも機会があればやらせていただきたく思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
特に今秋はハワイのマウイ芸術文化センター、シェーファーギャラリーで開催された書芸展『Paths Of Ink』に招聘いただき、現地で展示、パフォーマンス、ワークショップ等を行わせていただき、また素晴らしい交感の日々を過ごさせていただくことができました。
また故郷新潟でも、西洋カリグラフィーとのコラボレーション展や良寛・貞心尼手まり茶会での作品展示等を通して、書芸の真価を垣間見ていただく機会を与えていただきましたこと、感謝に堪えません。
さらに地元十日町でも、千手神社での奉納大書揮毫や、その昔ロゴ書を揮毫させていただいた千手温泉・千年の湯の23周年感謝祭で祝賀揮毫パフォーマンスをさせていただくなど、何かとお声がけいただき、また折に触れて、地元の新聞、ラジオ等のメディアでも取り上げていただいており、有難いかぎりです。
今後とも、書芸を通した『感動・解放・貢献』を旨とし、書芸の心技を故郷の雪国新潟、十日町から世界に向けて発信していく所存ですので、引き続き、ご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
2024年のすべての出会いに感謝するとともに、
2025年がみなさんにとって、よりすばらしい年となりますよう祈念申し上げます。
2024年 12月29日
SOGEN
平野壯弦