ご縁をいただき、長岡の松山堂、元社屋のご自宅にお連れいただき、筆墨を分けていただく。
木の枝、テイッシュペーパー、クレパス等、なんででも書くけれど、魂込めてつくられた伝統的な筆墨のすばらしさは言うに及ばず、良きものを見れば、手にしたくなる。
千本ほどある筆のうち、よく使うのは、レギュラーメンバーの10本ほどだが、控えのメンバーが多彩で手厚ければ、選りすぐりの筆たちも、存分に活躍できるというもの。
また二軍三軍の筆たちにも、書芸イベントやワークショップといった、活躍してもらえる場がある。
世に筆を祀る筆塚があるように、筆はただの道具ではなく、神氣を通し表す神具であり、人と筆とが一体となったとき、生きた書は生まれる。