良寛さんの墨絵

 

超我神筆の境地にあり、若き日より、習わぬまでも常に心の師としている、江戸時代の禅僧、良寛さん。

そう言えば、もう随分と昔のことですが、新潟県和島村(現・長岡市)で開催された全国良寛サミットのポスター用に、良寛さんの墨絵を描かせていただいたことがあります。
墨絵など描いたことがない上に、良寛さんの写真などあるはずもなく、どうしたものかと思いましたが、彫刻家の手になる良寛像等も参考にしつつ、イメージ膨らませて、なんとか形にしたことが思い出されます。
ちなみに越後銘酒『越乃景虎』の書を揮毫させていただいたのも、ちょうど同じ頃です。

先日、書友のとり持つご縁で、長岡良寛の会の会長・安達武男さんの御宅を訪問させていただいたことをブログに記しましたが、この歳になり、今あらためて良寛さんの書や生き様に触れることになったのも、墨縁か、はたまた何かのお導きか・・・
また昨夜はお寺でのイベントの打ち合わせをさせていただいたのですが、そちらも禅宗のお寺様で、これからまた、お寺様との絡みも色々と出てきそうで、有り難く思っています。

悟りにはほど遠い、というか、一生悟ることなど出来ないとは思いますが、自己の人生と書芸を通して、少しなりとも宇宙自然の真理に近づけたらと願います。

 

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