車は左側通行、では人は? 〜キミは存在しないルールに縛られながら生きていないか?〜

 

運転免許の更新手続きのため、東陽町の江東運転免許試験場へ。
久々のゴールド免許。ゴールドだと更新料も安く、講習時間も短くて済むからうれしい。

講習後、講師のおじさんに、積年の疑問を聞いてみた。
車も自転車も道路交通法で左側通行と決められているけれど、人はどうなのか。

答えは、「どっちでもいい」だった。
歩行者については、法律でどちら側を歩かなくてはけないという決まりはないと。
「人は右側を歩く」といったマナーのようなものも無いと。

え〜〜〜っ、マジっすか?!たしか小学校の時に、車は左、人は右と教わったはずなんだけど。
田舎の人がほとんど歩いていないような道ならいざ知らず、人の多い東京などでは、ある程度、どっちを歩くのマナー、みたいなのがあったほうがいいように思うんだけど。
エレベーターだと、止まっている人は左側に立って、歩きて行く人たちは右側を通るというのがマナーになって定着しているわけで、まあそんな感じで。
ってのも、以前は右側を歩く人が多かったんだけど、ここ数年で、7割方の人たちが左側を歩くようになって、えっつ、なんで?!と思ったもんで。

忘れもしない、小一の時、道路の左端を歩いていたら、トラックが自分を避けようとして側溝に落ちたことがあった。自分からすれば、道路の端っこを歩いてたんだから、勝手に落ちたトラックのほうが悪いと思って、親に「ちゃんと左の端っこを歩いてた」と言ったら、「人は右側なんだよ。左側を歩いてたオマエが悪い!」と、こっぴどく怒られた。
そのときの悔しい思いとともに、「人は右側通行」というルールが頭に刻み込まれて、以来、「人は右側通行」と思って生きてきた。それが間違いだったと分かったときのショックときたら! いや、おかげで、この歳になってやっっと、勝手に思い込んでいた「人は右側通行」のルールから解放されたのだった。

てことで、人から思い込まされた、存在しないルールに惑わされたり縛られたりしながら、しかもそれに気づかずに生きてたりしないだろうかって話。いや、もしかしたら「人は右側通行」と思い込んで生きてきたことで、交通事故に遭わずにこられたのかもしれないから、「思い込みは身を助ける」ってこともあるだろうけどね(笑)

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