オークラ ニッコー ホテルズ様のマガジン表紙アートを制作

 

 

このたび、ご縁をいただき、オークラ ニッコー ホテルズ様のマガジン表紙に、SOGEN書芸アートを起用いただきました。

本誌のテーマは『Dear little things〜愛しき小さなもの〜』とのことで、
宇宙自然をコンパクトにして愛でる和の精神文化の特集とのこと。
そうしたコンセプトを表す、しかも華やぎある表紙アートをご所望とのことで、生涯最高の難題を与えていただいた思いでしたが、それこそまさにSOGEN書芸の本領発揮の場ではないかと思い、全霊をもって制作に臨ませていただきました。

制作に先立ち、オークラ東京様館内にて心尽くしのご案内をいただき、想いを巡らせたのち、無限の可能性の中から幾つかのアートを制作。最終的に、『盆彩 BON-SAI』と題した作品をご選定、ご起用いただき、喜んでいただけたのは幸いでした。

ちなみに本作の制作にあたり心にあったのは、安土桃山時代の絵師、長谷川等伯の『国宝・松林図屏風』です。
等伯の『松林図屏風』は、松林を客観的に見て描いているわけではなく、自身が松林と渾然一体となった、その心象風景を表しており、書芸の傑作とも言える次元、幽玄の境地にあると見ています。
本作も、盆栽を実写しているわけではなく、等伯の精神に習い、盆栽の心象イメージを表象しています。

 

 

カバーアートのご紹介もいただき、感謝です。

 

マガジンの企画・編集・制作・アートディレクションは、東京・虎ノ門の日経BPコンサルティングさんで、流石の内容。
本誌はオークラ ニッコー ホテルズ(Okura Hotels & Resorts / Nikko Hotels International / Hotel JAL City)の全客室、約25,000室に、2024年7月より1年間、設置されるとのことです。

かような世界各国の方々が手にされる栄えあるマガジンの表紙アートに、SOGEN書芸をご起用くださいました、オークラ ニッコー ホテルズ様、日経BBコンサルティング様に、重ねて心より感謝御礼申し上げます。
本誌アートが宿泊されるお客様の目と心の保養となり、旅に些かの趣を添えるとともに、
オークラ ニッコー ホテルズ様が、より一層世界の人々から愛され、発展していかれるよう、
心中より祈念申し上げます。

オークラ ニッコー ホテルズ

 

 

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