5月2日(金)、 故郷、新潟県十日町市の産土神社である千手神社の宵祭りが行われ、あいにくの雨模様でしたが、露店も出て、地域の老若男女が多数参拝されました☔️
神楽を伴った神事のあと、壯弦による書の奉納、巫女の舞、夫婦杉のリニューアルセレモニーと続き、賑わいました。宮司さん、奉賛会、露店のみなさん、大変ごくろうさまでした。
厳かにして聖烈なる巫女の舞は、どんな今どきのダンスよりも心に沁みます。
夫婦杉は大勢の人たちから祝ってもらい、うれしそうでした🌲
〜奉納書『神氣千恵』について〜
奉納させていただいたのは、昨秋、千手神社境内で大書揮毫させていただいたのと同句の『神氣千恵』の文字書です。
こちらは「神(宇宙自然)の清浄なる氣が世をおおい、万物に千の恵をもたらしますように」との祈りを込めた壯弦の造語で、その神意叶わんとの願いを込めて制作に臨ませていただきました。
作品の画像を見て、「なんだ、もうちょっと何とかならなかったのか?」と思われる方もおられると思いますが、はい、自分もそう思います😄
しかしながら、実はこの書は、 話すと長くなるので稿を改めますが、様々な因果の末に生まれたもので、下手クソで欠点だらけながら、上手くやってやろうといった気負いや媚びが無く、それこそ千手神社の神様の思し召しかと思われるような経緯で生まれたものです。
「無為自然に勝るもの無し」
書芸も含めたあらゆる芸術の真価は、その作品が発する波動にあり、だからこそ邪気もまたそこに容易に入り込むことになります。
特に書は、そのシンプルにして複雑な線、カタチ、色が奏でる波動が、最も強く顕著に表れる芸術であることから、人様から好かれたい、褒めそやされたいといった雑念を排し、如何に意図や計算を超え、神(宇宙自然)と繋がるかによって、作品の次元が変わってまいります。
そのあたりは最先端の宇宙物理学、量子物理学的な話でもあり、一言では済みませんのでで、また稿をあらためたいと思います。