昨日のShun yokoyamaさんによるハンドパンライブでは、すばらしい演奏に加えて、とても心に響いた言葉がありました。
「ライブでは、焦っていたり、疲れていたり、気分が沈んでいたりすることも時にあるけれど、それも人間の揺らぎだと思って受け止めてもらえたらうれしいです」
う〜ん・・・「人間の揺らぎ」って捉え方が、とてもいいなと。
それは書芸にも通ずると。
また、「完璧じゃない自分でいいと思えることで、逆に完璧になる」という、これまた書芸の精神にも通ずる逆説的な心持ちを、若くして会得していることにも感心させられました。
それも、様々な経験を通して、自分の腑に落としているところが。
今回のライブとShunさんの言葉から、経験とは、出来ないことが出来るようになるとか、慣れるといったことばかりでなく、頭で分かったつもりでいることを腑に落としていくための最高最強の術なのだということに、あらためて気付かされたような気がしました。