SOGEN書芸アート『華』(Artist Statement)

SOGEN書『華』/ Hana  2025

SOGEN書芸アートは、書における「文字」を意味や可読性から解放し、身体・時間・感情の痕跡として再構成する試みである。

文字は本来、言語を伝達するための記号だが、書においては同時に、筆の運動、呼吸、迷い、ためらいといった身体的・時間的な出来事を内包している。
SOGEN書芸アートでは、文字を完成された形として提示するのではなく、生まれ、崩れ、像へと変容する過程に焦点を当てる。

代表作《華》では、文字の骨格を示す墨線と、生命や感情を象徴する色彩が交差し、「華」という字は読む対象から、感受される存在へと変化する。
ここで文字は、意味を伝えるための媒体ではなく、内から立ち上がる気配、あるいは一瞬にして永遠の状態として現れる。
SOGEN書芸アートは、書と絵画、言語とイメージの境界を往来しながら、文字が像へと変わる臨界点を探るものである。

Artist Statement

My practice exists between calligraphy and painting,
where characters are released from linguistic function
and allowed to become images.

In Hana, ink records physical movement and temporal traces,
while color introduces uncertainty and inner life.
As the character dissolves,
it no longer communicates meaning through reading,
but through sensation and presence.

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