10月28日(土)
母校・新潟県十日町市立千手小学校、創立150周年式典にお招きいただき参列。
式典、子供たちの学習発表会、祝賀会と続き、実にすばらしい一日となりました。
150周年に際し、学校より書をご所望いただき、僭越ながら式典に先立ち、寄贈させていただきました。
もっとドンとした作品を贈らせていただきたかったのですが、日程的にその余裕なく、色紙書額となりました。
式典に伺ったところ、ロビーに飾ってご紹介いただいておりました。ありがとうございます!
『慈愛-千の慈愛の真玉手に守られ学ぶ我ら(われ等)が幸よ』(堀口大學作詞・千手小学校校歌一節)
拙著『故郷〜魂のふるさとへの回帰 書芸家壯弦ものがたり』(2021年刊)でも紹介させていただいた通り、堀口大學作詞による千手小学校校歌は、日本有数の名歌。その校歌の一節を揮毫いたしました。
『慈』
こちらは「慈」の文字に基づく書芸作品です。
やさしく触れ、抱くようなイメージをもちつつ、異種の筆線の融合による宇宙的調和を求めて書かれています。
なお「千手」という歴史ある地域の名を冠した千手小学校は、古より今に至るまで、その名の通り、千手観音、千手神社の真玉手(まだまで)に守られ、また地域の人々の慈愛によって育まれてきた歴史があります。
上記の書は、そこに思いを馳せながら、無限の象徴である「千」の文字を冠した千手小学校の子供たちの健やかな成長と、地域の人々の幸せを願って贈らせていただきました。
千手観音
千手神社
式典の模様
私が在校していた昭和44年、千手小学校は「健康優良校日本一」になりました。
昭和47年には全日本健康教育発表会が開催され、当時小6だった私は、全国からの参観者を前に、児童会の議長を務めました。が、予定通りとはいかず、みんなが好き勝手なことを言い出して収拾がつかなくなり・・・(汗)そのあたりのくだりも、拙著『故郷〜魂のふるさとへの回帰 書芸家壯弦ものがたり』に綴っていますので、興味ある方はどうぞご一読ください。
祝賀会の模様
十日町市長代理、十日町市教育長・渡辺正範氏による祝辞
地元、十日町市上野の割烹仕出し「なかむら」の豪華弁当。
50品目はあろうかという美食手作り料理。
宴たけなわ
堀口大學作詞・十日町市立千手小学校校歌
昭和6年建立の大理石の校門
『岩切り進む』像
母校愛、地域愛に過ぎて、つい長いブログとなりました。
母校・千手小学校のますますのご発展と、子供たちが校歌の一節にある「岩切進む」の精神をもって、健康で明るい未来を切り拓いていくようお祈りします。