以下、名刺の書制作のご紹介をさせていただきます。
故郷、新潟県十日町市の歴史ある石材会社、株式会社 池田石材興業 代表取締役 池田芳一(いけだ・よしいち)様より名刺の書のご依頼をいただき、揮毫制作させていただきました。
お会いして直に伺った池田さんの想いを胸に、オーソドックスな書からデザイン性の高い洒落たスタイルの書まで、複数案をプレゼンさせていただいたところ、以下の書をご採用いただきました。
池田さん曰く、まだ自分自身が、この味わいある書の域には及ばぬながら、この書に相応しい人品骨柄となれるよう、励みとしていきたいと。
たしかにご本人は、スラリとした長身イケメンで、他に現在のイメージに合う書もあったと思いますが、そのような前向きな想いで、しかも飾り気のない人間味が感じられる書風を選んでいただいたことを、大変うれしく思います。
実は池田さん、私が若き日に故郷新潟の地元で中学校教師をしていたときの教え子で、担任ではありませんでしたが、英語の授業を受けたそうで・・・私から英語を教わるというハンディにもめげずW、立派に成長され、家業である石材業を継いで、昨年、社長に就任されたとのこと。
池田さん曰く、「先生の東京でのご活躍ぶりを陰ながら拝見しつつ、なかなか気軽に連絡させていただけずにおりましたが、昨年、拠点を郷里の十日町に移されたと知り、社長業を継いだタイミングで決意も新たにすべく、お願いさせていただいた次第です」とのことでした。
いやいや・・・そのような熱い想いをもってお声がけいただいたこと有難く、書芸家冥利に尽きると、心底有難く思った次第です。
池田芳一さんと(2025.1.17 十日町の名店 鮨 かわ田にて)
池田石材興業ホームページから
池田石材興業では、オーソドックスな墓石からデザイン墓石まで、墓石の製造、メインテナンスはもとより、造園工事から各種石材グッズまで、幅広く事業展開をされています。
「私ちの使命は、様々な石たちに命を吹き込むこと。お客様の要望に応えながら、石と共に、地域社会と調和しながら、後世に繋がる活動を続けていきたいと心から願っています」と池田さん。
そのお人柄からして、墓石はもとより、石材に関わる様々な相談に、親身になって乗ってくれるはず。
石材をお求めの節は、どうぞお気軽にご相談、ご用命ください。
故郷新潟のみなさんには、東京での30年に渡る出稼ぎ中も、何かとお世話になっておりましたが、昨年、東京から十日町に拠点を移して以来、輪をかけて色々とお声がけいただき、故郷に多少なりとも貢献させていただく機会をいただいておりますこと、感謝に耐えません。
引き続き、微力ながら、書芸をもって地元に貢献させていただくとともに、世界に向けて発信していきたいと思いますので、変わらぬご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。