『 藤巻秀正彫刻展』(文化庁 令和3年度 地域文化功労者文部科学大臣表彰記念展)を鑑賞

 

十日町市の自宅ギャラリー藤で開催された、藤巻秀正先生の記念彫刻展を拝見。
先に国立新美術館で開催された二科展はギリチョンで見損ねてしまっが、本展は最終日の今日、拝見させていただき、藤巻先生ともお会いすることができてよかった。
齢85歳にして未だ納得のいく作品が出来ないと言って、精力的に制作に挑み続けるお姿には感じ入るばかり。
しかし、やっぱ好きだなー、藤巻先生の彫刻。
メルヘンチックで愛に溢れ、藤巻先生の生み出す妖精の象を介して、人と自然が織り成す融和世界が感じられるかのよう。

カタチが生み出す線、カタチの中の線が、どれ一つとっても生き生きと息づいており、書芸の精神に通じる世界がそこにある。

またヤバいものを見せていただいた。
師が彫刻で線を描き詩うなら、自分は書でカタチを刻み、筆線で音を奏でていこう、なんて(笑)おこがましいにもほどがあるけれど、かくもすばらしい芸術家を恩師に持ったことを誇りとし、爪の垢なりとも舐めさせていただきながらイキたいと思う。藤巻先生、どうぞ百までも、お元気でご活躍ください。

 

 

 

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