故郷、十日町市川西地区文化祭を鑑賞。
幼稚園児から高齢者まで、幅広い年齢層の作品が並び、内容も、書画、オブジェ、手芸、俳句、野草等、多彩な展示で楽しめました。
中でも面白かったのが、小学生による感情を表す絵画。
具体的なモノを描くのではなく、線、色、形によって心の内を象形化するといった高次の芸術教育が、小学校の図画工作の授業で行われていることに感心し、また大変喜ばしく思いました。
またこれは、書芸における、文字を書かない筆線抽象アートにも通ずる無限の芸術的可能性を秘めた試みであると。
書においても絵においても、文字や人物、風景といったものを上手く書き表すばかりでなく、個の内的世界、精神世界を通して宇宙自然と感応する中で何ものかを生み出していく試みが、宇宙の真理に迫り、人類の成長進化にもも繋がりゆくものと確信します。